当店ではカーオーディオシステムを構築するにあたって「原音忠実」をひとつの理想として考えます。楽器生来の音を忠実かつ自然に再現できることは、やはり良いオーディオの必要条件であると言えます。
ですが、原音忠実という理想よりもさらに重要なことがあります。それはお客様の「好み」です。
ひとことに良い音を好むと言っても、その好みは十人十色と言えます。そうしたお客様の「好み」を時間をかけて丁寧にヒアリングさせていただき、理想のカーオーディオをご提案させていただくことが私たちの務めであると考えております。
また製品の取り付けに車輌内装への加工が必要な場合にも、車輌価値を最大限に保護する取り付けや、完全ワンオフでお客様のご希望されるデザインの実現など、幅広くご対応させて頂いております。
弊社では、スピーカーの点検やエンクロージャーの測定をするために、本格的な防音室を完備しております。
少しの空気の動きだけでも確実な測定が出来ないため、弊社では防音室にてスピーカーの点検やエンクロージャーの測定など、その他各項目への実験も兼ね備え、カーオーディオの測定・点検・調整をしております。
これは、より正確に高音質を求めるために必要不可欠な設備です。
また、測定などの機材につきましては、音響の点検や測定をするために各種機材を豊富に取りそろえ、最高の音質向上を目指す為に、機材にて点検や調整をし、お客様の考えている金額に見合った以上の音質を目指します。
スピーカーにもボディがアルミ製やプラスチック製のものもございます。
それらの材質により車両への取り付け方、バッフルの構造や素材も考慮し、スピーカー本体と車に合ったバッフル製作が必要と言えます。
またガラスなどによる反射も考慮して、スピーカー角度を調整して取付しないと、せっかくのカーオーディオシステムの音質が低下してしまいます。
このように総合なバランスを考慮し高音質を目指します。
車のドアは非常に薄く、スピーカーを鳴らした時にドアの鉄板が振動してしまい最悪のケース、ドアが大きなスピーカーの役割になってしまうこともあります。
またドアの内部でもスピーカーからの背面の音の影響により、反響音が起きてしまい、鉄板が共振してしまいます。
それらを解決する方法は鉄板の振幅を抑える事です。ドア内部の鉄板を振動させないため制御するデッドニング材という素材で振動を制御していくことが、一般的にデッドニングと呼ばれていますが、弊社ではデッドニングを周波数のコントロールと位置付けしております。単に鉄板の共振を抑えるだけでは高音質が実現できないので、それらも考慮して当社では、周波数のコントロールを行います。
ヘッドユニット(デッキ/ナビ)は熱量対策(ディレーティング考慮)が必要と言えます。
熱量が上がってしまうと、内部抵抗率の変動により音質の低下に直接繋がります。ヘッドユニット(デッキ/ナビ)裏にあるファンから熱を綺麗に排出できるように配線なども整線して取り付けなど、電源ラインと音質交流ラインと振り分けなど考慮しないといけません。
また、それぞれ各デッキには個体差があり、ヘッドユニット(デッキ/ナビ)自身のもっているゲイン(ボリューム)ですら音量の差があります。それらを測定し、ノイズの乗ることのない最大のゲイン(音量)以下でアンプに音源を送るなどを考慮することで、高音質を目指した取り付けをすることができます。
ヘッドユニットから入力される信号をアンプで増幅させ、スピーカーへ送り出すことで、デッキだけでは出すことの出来ないボリュームをスピーカーから出力することが出来ます。
ですが、デッキ自身にノイズが乗っていると、アンプでさらに増幅され、ノイズも同時に増幅されてしまいせっかくのアンプの効果を活用できません。
また、アンプからの出力をオシロスコープで測定し、ノイズが乗らない交流電圧測定を行い、アンプのボリュームの調整を行うことが可能です。それらにより高音質の実現が可能となります。
プロセッサーでも、やはり電装機器ですので個体差が存在します。その個体差を理解しプロセッサーの調整をすることにより、プロセッサーの能力をほぼ100%に近い形で発揮できるように設定、調整をさせていただきます。また周波数(高音・中音・低音)により、耳に到達する速度の違いもございます。同じ高音でも、運転席からすると、運転席側のスピーカーは近く、助手席側のスピーカーは遠くなることにより、左右で耳に到達する速度が違うために、音のバランスが崩れてしまいます。また車内の内装の素材により、吸収される音、反発される音などをしっかりと理解して、プロセッサーのイコライザの調整を行う必要があります。このように厳密な調整をすることで、あたかも左右のスピーカーが同じ距離で鳴っている状態や、内装の素材を考慮した音質設定をすることにより、高音質再生を目指すことが可能となります。
車両は速度の変化でもダイナモの発電量が異なります。また、ライトやエアコンのON/OFFだけでも電圧の変動が起きます。
電圧に変動が起きるということはデッキやアンプ、プロセッサーへ入る電圧にも変動が起きてしまい安定した電流を流すことが出来ず、音質に悪影響を与えてしまいます。それらの変動を安定させるものがレギュレーターです。
車両に取り付けしたデッキ・アンプ・プロセッサー・その他の機器なども電圧変動により、音質にも大きな影響を与えてしまいます。
そこで弊社では、お客様が取り付けのシステムで一番良い電圧を綿密に調査し取付、調整させていただきます。電圧をしっかりと安定させることで、今までにない音質の安定感と音の厚みを体感していただくことが可能となります。